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日本政策金融公庫の一般貸付とは?


日本政策金融公庫にはたくさんの融資制度があります。
これらの融資制度を全て理解するのは大変です。

では、どのような基準で融資制度を選んだらよいのでしょうか?
まず、一般貸付を検討するのがよいと思います。

最も標準的な貸付ですのでほとんどの方が貸付の対象になると思います。
ですので一般貸付をまず検討してみるとよいと思います。

その後、金利返済期間担保保証人等でもっと有利な貸付制度がないか考えるとよいと思います。
しかし、実際には一般貸付でも対象にならない人も出てきます。

例えば一般貸付では担保・保証人等が必要になってきますのでこの制度は利用できなくなります。その場合は、「経営者保証免除特例制度」又は「新創業融資制度」を利用することになります。

業種でいうと、金融業・投機的事業・一部の遊興娯楽業等は貸付の対象外となっています。


一般貸付の金利は基準金利


一般貸付の金利基準金利です。
基準金利は日々変わってきます。

金利はだいたい2~2.5%といったところです。
そして、さらに有利な融資制度を見つけたら、金利を比べてみるとよいと思います。

雇用促進のための借入とか経営改善の借入などのように特別な人を対象とした融資制度は、たいがい基準金利よりも低く設定されています。
もし、自分がそれら特別貸付に該当するのならそっちの融資制度を選んだ方がよいでしょう。

このように自分が特別貸付のどれかに該当するかは一度確認しておいたほうがよいでしょう。
一般貸付の基準金利よりも低い利率で借りられる特別貸付がないかどうかは日本政策金融公庫の担当者の方に聞いてもよいと思います。

一般貸付を検討しつつ、もっといい制度はないかどうかきいてみて、なければそのまま一般貸付を利用するとよいでしょう。


一般貸付の返済期間は約10年以内


一般貸付の返済期間は設備資金では10年以内になります。運転資金では5年以内です。
つまり1年以上の長い期間で貸してくれます。

銀行などの金融機関ですと1年以上の長期の貸し付けは変動金利になるのが一般的です。
変動金利とは市場の金利動向によって将来の支払利息の利率が変動するものです。

そして固定金利とはこれとは反対にずっと同じ金利で借りることができます。
日本政策金融公庫は固定金利で貸してくれます。

一般的には変動金利より固定金利の方が借りる人にとっては有利といわれています。
変動金利ですと、金利があがれば返済がきつくなります。

将来の売上の見通しにもよりますが、金利があがる可能性があるのなら資金繰りも安定しなくなるからです。
ですので銀行などは1年を超える長期で融資する場合は変動金利にして将来のリスクに備える傾向があるのです。

その点を考えると、日本政策金融公庫は固定金利で長期で貸してくれますので返済計画がたてやすいです。
また、もっとも標準的な貸付である一般貸付でも10年という長期で貸してくれますので、資金繰りも相当楽になるのではないかと思います。


一般貸付では担保・保証人が必要


日本政策金融公庫でお金を貸すとき、担保保証人をとるのが一般的です。
ですので、一般貸付でも担保・保証人が必要になってきます。

担保としては原則として不動産担保が必要になります。ただ、3000万円以下の少額の借入の場合、保証人さえたてれば無担保で借りられる場合が多いようです。

少額の融資を受ける場合、保証人がいれば十分とされることが多いようです。
ただ、不動産担保があればより高額の融資を受ける可能性がでてきますので、やはり担保はあるにこしたことはないのが実情でしょう。

一方、保証人についてはどのような人がよいのでしょうか?
500万円程度借りるのでしたら、普通のサラリーマンで問題ないようです。

ただ自分の会社の社員とかになると第三者とみなされないので保証人としては不適任になります。
自分の両親でも独立して生計をたててる人であれば保証人として認められますので、自分の会社とは関係のない人でちゃんと仕事をもって収入のある人であれば問題ないということでしょう。


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